2013年7月12日金曜日
Friday Night Session - Samuel Dunscombe, 清水博志, 三ツ井嘉子, 吉本裕美子
現代HEIGHTS金曜ライヴ
Friday Night Session
現代音楽の研究・作曲から即興演奏、フィールドレコーディングなど幅広い分野で活躍するサンディエゴ在住のオーストラリア人ミュージシャン、Samuel Dunscombeを中心としたセッション。
Samuel Dunscombe (clarinet) from Australia
清水博志 (percussion)
三ツ井嘉子 (flute)
吉本裕美子 (guitar)
2013年7月12日(金)
7:30pm 開場 8:00pm 開演
チャージ 1,800円 + ドリンク代 500円
現代HEIGHTS
http://gendaiheights.sakura.ne.jp/
小田急線東北沢駅、井の頭線池ノ上駅より徒歩4分
世田谷区北沢1-45-36
tel&fax:03-3469-1659
Samuel Dunscombeさんは現代音楽の研究や作曲などアカデミックな活動と並行して、クラリネットの即興演奏やフィールドレコーディングなど幅広く活躍しています。清水博志さん、三ツ井嘉子さんは即興演奏シーンでも活発に活動されていますが、お二人ともフィールドレコーディングをされているという共通点があります。Samuelさんのソロ演奏、他の出演者を交えた即興セッションを行う予定です。
最初に清水博志さん+三ツ井嘉子さん+わたしのトリオ、次にSamuelさんのソロ。休憩を挟んで最後に全員で演奏しました。先日観たFtarri水道橋店でのSamuelさんのソロはフィールド・レコーディングの音源や指にはめた小さいマイクによるノイズをミックスした音響ぽいアプローチのもの演奏だったのですが、今日は生音オンリー。まるでハウリングのような迫力のある音から循環呼吸によるドローン、繊細な息遣いによる微音から速弾きまで、表情豊かな演奏で音色の多彩さに圧倒されました。特にクラリネットを思い切り天井に向けて水の流れるような音を出していたのはものすごく変わっていて、とてもクラリネットから出ている音とは思えなかったです。
最後のカルテットでの演奏、わたしだけエレクトリックの楽器なのでバランスに気を使いましたが、うまいことメリハリをつけて弾くことができたと思います。全体でとてもいい演奏になったのではないかと。みんな満足して、それにSamuelさんの人柄もとても良くて、4人でずっと話がつきませんでした。我ながら良い人選だったと悦にいっている次第です。
Samuelさんは今年1月から日本語を勉強しているそうで、聞き取りはそこそこOKのようだったし(英語もとてもわかりやすく話してくれるしこちらの下手な英語も辛抱強く聞いてくれる)、現代HEIGHTSの日本語のメニューを見てエビカレーとかハイビスカスティーとか普通に注文もできるレベル。将来日本に住みたいとも話していました。12月にまたバンド編成で来日する計画があるようです。