入間川正美 (cello)
大熊ワタル (clarinet, etc)
カイドーユタカ (contrabass)
吉本裕美子 (guitar)
2013年7月6日(土)
7:30pm 開場 8:00pm 開演
チャージ 2,000円 (飲食物販売なし・持込可)
Ftarri 水道橋店 (CD/Record Shop)
http://www.ftarri.com/suidobashi/
JR総武線 水道橋駅東口より徒歩5分
都営三田線 水道橋駅A1出口より徒歩3分
丸ノ内線/南北線 後楽園駅1番出口より徒歩8分
丸ノ内線 本郷三丁目駅1番出口より徒歩8分
文京区本郷1-4-11 岡野ビル地下一階(金刀比羅神社の向かいのビル)
Tel.03-6240-0884(午後4~8時/休業日やライヴ時間中除く)
E-mail: info@ftarri.com
出演者プロフィール
入間川正美 IRUMAGAWA Masami (cello)
1989年よりチェロの即興演奏をはじめる。以降、現代美術・実験演劇との共演を重ね、1998年よりソロシリーズ「セロの即興もしくは非越境的独奏」を高田馬場プロト・シアターにて開始、現在に至る。また、同タイトルのCD、CD-Rをリリースしている。2004年演劇ユニットLens(佐藤照+渡部美保)と共にニューヨークに遠征、演劇公演だけでなくソロ演奏も好評を得る。それ以降、国内外の音楽家との共演を重ね、現在、新井陽子とのデュオ、千野秀一・佐々木柾とのトリオ、竹田賢一・原田淳とのトリオなどで新たな可能性を模索している。
http://irusworks.blog15.fc2.com/
大熊ワタル OHKUMA Wataru (clarinet, etc)
80年頃ロックバンドで活動開始、電子楽器、ボーカルなど担当。その後20代半ばでチンドン屋に入門、街頭でクラリネットを修行開始。94年、クラリネット奏者として自己のグループを始動、シカラムータと命名。実験性や即興性、ストリート感覚を活かした音楽性で話題を呼ぶ。並行して「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」など様々なバンド、セッションで参加作品多数。また映画音楽や演劇とのコラボ、エッセイ、論評などの文筆活動など、領域を超えて活動中。
http://www.cicala-mvta.com/
カイドーユタカ KAIDO Yutaka (contrabass)
武蔵野美術大学ModernJazz研究会でベースを始める。松野茂氏(国立音楽大学名誉教授)に師事しコントラバスのクラシック奏法を学ぶ。2008年、2009年と2010年、ドイツに短期滞在しベルリンのライブハウスなどに出演、ドイツのミュージシャンと親交を深める。立花秀輝(as)「AAS」、TRIPLET'S、The Tokyo Improvisers Orchestra、旧橋壮(ts)group、藤川義明(as)group 等の他、ジャズ系のライブ&レコーディングのサポート、即興無伴奏ソロ、ダンス、舞踏、映像作品とのコラボレーションなどを行っている。
http://yaplog.jp/kaido-yutaka/
吉本裕美子 YOSHIMOTO Yumiko (guitar)
ロックバンドの活動を経て、2006年よりエレクトリック・ギターの即興演奏を開始。ダンスや朗読、映像との共演のほか、ソロ演奏も行う。2007年よりキッド・アイラック・アート・ホールの年越しイヴェント『除夜舞』参加。2008年、山田勇男の8mm短編映画『白昼夢』の音楽を担当。2009年、越後妻有アートトリエンナーレのヒグマ春夫パフォーマンス参加。2010年、ダンスの秦真紀子と共同で公演企画を行うtamatoy project開始。2012年、The Tokyo Improvisers Orchestra参加。近年は現代HEIGHTS、喫茶茶会記など小スペースでの自主公演を数多く企画している。
http://yoshimotoyumiko.blogspot.com/
今年1月、インプロヴァイザーズネットワークのサウンドチェックのとき、入間川さんと大熊さんの共演がとても意外性があっておもしろかったので、お二人のデュオをじっくり聴いてみたいという動機で企画しました。わたしは、これも密かな念願だったカイドーユタカさんとのデュオ。最後に4人でのセッションも予定しています。
最初にカイドーユタカさんとわたしのデュオ(約40分)、次に入間川正美さんと大熊ワタルさんのデュオ(約40分)、最後に全員で約15分の即興演奏をしました。上記の写真は最後の全員のセッション。みわぞうさん(CICALA-MVTA ちんどん太鼓)にわたしの携帯で撮影していただきました。ありがとうございます。
カイドーさんとのデュオ、完全燃焼とまではいかない共演だったかもしれませんが、お互いに相手の音に敬意を持って丁寧に演奏を紡ぎあうことができたと思います。カイドーさんの演奏はもちろん、お人柄もとてもすばらしいです。是非また共演したいです。
チェロとクラリネットの音は相性が良いのでしょうか、入間川さんと大熊さんのデュオ、思ったとおりのすばらしさでした。お二人の醸し出す雰囲気はむしろ正反対といっても良いぐらいなのですが。でも大熊さんの勢いのある演奏に応えて入間川さんがどこかユーモラスさを感じさせる滑らかな演奏をしたり、また入間川さんが弦をギイギイさせる物音に大熊さんがパーカッションやヴォイスで応酬したり。とても面白くてサウンドチェックのときから聴き入ってしまいました。本番のとき、40分と言わずもっと聴いていたいぐらいでした。