2011年5月30日月曜日

亀有Coffee Shop「ドアーズ」

『ドアーズ/まぼろしの世界』野沢さんの解説付き上映会がおこなわれました。
上映会には間に合わなかったのですが、会場のお店、ちょっと半端じゃなかったです。


店主の石部さんはThe DoorsのほかPatti Smith、The Velvet Undergroundなど特にお好きだそうです。CD棚には女性ヴォーカルものから音響系、ヒーリング系まで幅広くありました。

亀有北口中通り商店街
Coffee Shop「ドアーズ」
亀有駅より徒歩5分
葛飾区亀有5-21-9 ドアーズビル1F
03-3628-7216

2011年5月29日日曜日

トロッタの会第13回

木部与巴仁さんが主催するトロッタの会へ。
写真は東日本大震災義援金の募金をしたら上野雄次さんからいただいたお花。

2011年5月28日土曜日

flowers|ダンスパフォーマンス PARADISE@根本造船所

昨年も観に行った根本造船所での吉本由美さんのダンスパフォーマンス。音楽も昨年同様、チェロの坂本弘道さんとパーカションのコスマス・カピッツアさん。巨大クレーンで赤い網状の布を吊り下げたテントの中で、昨年よりはこじんまりとした雰囲気ではじまったものの、最後はテントのビニールを破って雨の中に出て行き、溶接の火花や海の向こうの工場の光を背景にダンス。とんでもない大スペクタクルとも言えるけれど、隅々までかなり手作り感があって、本当によくやるなぁと感心しきり。火花を出していたのは坂本さんではなかったのだけれど、坂本さんグラインダーを4台ほど貸したのだそうです。いやはや。ちなみに吉本由美さんは名前似てますが親戚などではないです。

2011年5月27日金曜日

池上秀夫コントラバス・ソロ

毎年恒例の池上秀夫さんコントラバス・ソロ@自由学園明日館に行きました。自由学園明日館は池袋にあるフランク・ロイド・ライトの設計による建築で、重要文化財に指定されています。池上さんは、毎年自費でここのホールを借りてソロのコンサートを開催しています。池上さんの、こういう場所に対するこだわりには大きく共感するものがあって、ここ3年ぐらいは毎年観に行っています。

去年は60分ぐらい一気に演奏されていたのですが、今年は30分×2セットの演奏でした。前半のセットはすべて弓弾き、後半のセットはすべて指弾き。後半のセットはじまってすぐ、もうあとはずっと指弾きで行こうと思ったそうですが、最初からそう決めていたわけではないそうです。前半も後半も、音数多く、あまり間をとったりすることなく一気に突き進むようなソロ演奏でした。見た目おっとりとした方なので(性格もとてもおだやか)、なかなかのギャップなんですが、本当に、これが池上さんならではの演奏という感じで堪能しました。

素敵な建物の写真でも撮ればいいのに、なぜかホールにあった苔山?が気になって撮影。

2011年5月24日火曜日

忘れたいのに思い出せない 国分寺編 vol.3

あしりれら(vo,accordion) ソロ
Darklaw(key)+カワイヒトシ(per)+浅野廣太郎(sax)
木村プレス(g)+フィリップ(b,pc)
吉本裕美子(g)+露木達也(ds)
なかおちさと(vo,g) ソロ

2011年5月24日(火)
6:30pm開場 7:00pm開演
チャージ 1,300円 + ドリンク代別

国分寺 LIVE HOUSE Morgana
http://www.h2.dion.ne.jp/~morgana/
http://twitter.com/morgana_staff
JR/西武多摩湖線 国分寺駅北口ロータリーから徒歩約7分
国分寺市本多1-5-4宝ビル地下1階
tel:042-323-7467
e-mail:morgana@d9.dion.ne.jp


繊細で感性豊かなドラマー露木達也さんとのデュオということで、もっとおとなしい感じになるかなと思っていたのですが、蓋をあけてみれば、機材トラブルであたふたしたこともあり、かなり爆音ノイズ系の演奏になってしまいました。でもいつになく思いっきり叩いている感じの露木さんが新鮮で、これはこれでおもしろかったです。またいつか違った感じで露木さんと演奏してみたいです。
http://www.youtube.com/watch?v=fFlLWbQxqLk

Darklawさん、カワイさん、浅野さんのトリオ、この3人の組み合わせで悪いはずなし。カッコ良すぎました。

2011年5月22日日曜日

「島十方」~多元的越境の時空~

渋谷LE DECOに坂本美蘭さんの公演を観に行きました。美蘭さんとは昨年来いろいろなところで客どうしなどで顔を合わせてきました。背が高く目を挽く美人、トランスジェンダーとして生きている美蘭さんご自身にもとても興味があるけれど、作曲家で詞章(詩唱ではないのだそう)などされていると伺って、そのパフォーマンスはぜひとも観てみなくてはと、ずっと思っていました。

受付では演目の詞などがすべて載っている冊子が配布され、公演では坂本美蘭さんがピアノの弾き語りのスタイルでご自身のトランスジェンダーとしての生をモチーフにした詞を謡い、それに共演者が次々とからんでいきます。共演は加藤"チャーリー"千晴さん(violin)、相良ゆみさん(dance)、万城目純さん(映像)、尾花藍子さん(dance)。

美蘭さんは、弾き語りといっても、不定形で無調の鋭い音に、古典調の詞を独特の節回しで載せていくという、他のどこでも聴いたことがないような独特のパフォーマンス。途中で、大正琴を音響的に使ったり、ラジカセからノイズを流したりもしていました。

美蘭さんの音にチャーリーさんのヴァイオリンが絡むと、60年代ごろの映画音楽で使われていた現代音楽のようでもあり、緊張感があって良かったです。相良さんの踊りも、今回は主役ではないけれど、今まで何度となく観てきたのと違うような動きもあったし、時間配分がうまいのがさすがでした。尾花さんも、ちょっと他にはいないような独特のダンスとも言えるようなパフォーマンスをする人でおもしろい。

2011年5月20日金曜日

AN EXPERIMENT IN MORGANA~Morgana実験室 Vol.41

mamo (bass)
ヨシコ (bass)
吉本裕美子 (guitar)
boy (drums / from イハールコネクト)
おちょこ (vocal / from 国分寺エクスペリエンス)
池田陽子 (violin)
大熊ワタル (clarinet / from シカラムータ)
熊田央 (drums)
ラブ (bass)
ヒゴヒロシ (bass)

prepared gig:
ジョージ (guitar / from 藻の月) + hol-on (dj)

2011年5月20日(金)
7:00pm 開場 7:30pm 開演
チャージ 1,500円 + ドリンク代

国分寺 LIVE HOUSE Morgana
http://www.h2.dion.ne.jp/~morgana/
http://twitter.com/morgana_staff
JR/西武多摩湖線 国分寺駅北口ロータリーから徒歩約7分
国分寺市本多1-5-4宝ビル地下1階
tel:042-323-7467
e-mail:morgana@d9.dion.ne.jp

ヒゴヒロシさん、ラブさんのオーガナイズにより毎月行われている「Morgana実験室」に初出演します。一度出てみたい、と前から思っていたのですが、狩俣道夫さんがヒゴさんに紹介してくださって実現しました。今回は初出演の方が他にも何人かいるとのこと。誰と共演するか当日までわかりませんが、とても楽しみです。



hol-onさん(dj), おちょこさん(vocal / from 国分寺エクスペリエンス), 熊田央さん(drums)との組み合わせ。セッティングはサウンドチェックのときからそのままにしておいたのに、最初音が出なくて、mamoさんが手助けしてくださいました。ありがとうございます。hol-onさんはラジオの音をその場でサンプリング&エフェクト。おちょこさん、貫禄あるけれどカワイイ声。あとは熊田さんのドラムに載ってぐいぐいと。

そしてもう一回、今度は大熊ワタルさん(clarinet / from CICALA MVTA)とboyさん(drums / from イハールコネクト)と。CICALA MVTAもイハールコネクトも大好きなので、わたしにとっては夢のような組み合わせで嬉しかったです。本当はaccyさん(bass)もご一緒するはずだったのですが、来られなくなってしまったようで、わたしは2回のセッションともベースレスでした。ドラム、ベースがあると曲の土台のようなものが出来上がったりもするけれど、それがないのをいいことにかなりフリーに好き勝手なことを弾いていました。どちらもやりやすくって、楽しかったです。

2011年5月15日日曜日

8ミリ映画祭2011春

めったに上映されない寺嶋真里さんの学生時代の作品。一作目『GARDEN』からすでに美的なセンスが確立されていてさすが。ECDが出演している大川戸洋介さんの『賛歌』は、いつもの大川戸節だけではないおもしろさがいろいろ。しかしなんといってもこの日のメインは岡山からいらっしゃった能登勝さんの作品上映。能登さんと言えば『下限の月』など自家現像16ミリ作品で有名ですが、8ミリは自家現像ではないそうです。とはいえ、16ミリのカメラならレンズをはずしてわりと簡単にできるフィルムの上での蟻の撮影を8ミリでやるためのとんでもない創意工夫など、おもしろすぎて仕方がありません。字幕はパソコンのディスプレイに出力して撮影するのだとか。でもフリッカーが出ないようにするためにまた思いもがけない方法が。能登さんとたくさんお話しできて嬉しかったです。

2011年5月14日土曜日

Irreversible Chance Meeting 2

新井陽子 (piano)
伊藤匠 (sax)
入間川正美 (cello)
カワイヒトシ (percussion, drum)
木村由 (dance)
成田護 (自作楽器, percussion, soundance)
秦真紀子 (dance)
吉本裕美子 (guitar)

2011年5月14日(土)
5:00pm~
入場無料

白矢アートスペース
西武新宿線小平駅より徒歩3分
小平市美園町1-4-12
http://www7.ocn.ne.jp/~shiraya/artspace.html

お問い合わせ: tamatoy project
tamatoy@gmail.com
http://tamatoy.blogspot.com/

出演者プロフィールなど
http://tamatoy.blogspot.com/search/label/20110514

ダンスの秦さんと共同で企画するダンスと音楽の即興イヴェント、Irreversible Chance Meetingを今年も開催します。昨年5月にも白矢アートスペースで行いましたがその第二弾。秦さんとわたしが是非とも共演したいと強く願った方々に声をかけさせていただきました。第一部は3~5人のいろいろな組み合わせによる総当たりセッション、第二部はソロ→デュオ→ソロ…の順によるリレー式セッションです。終演は9時頃の予定。入場無料ですのでお気軽にお越しください。


東北地方太平洋沖地震の前から企画していた公演。3月時点では会場側は大丈夫だろうか、計画停電の影響を受けるかもしれない、懐中電灯を大量に用意するなど考えておいたほうが良いだろうかなど、気が気ではなく過ごしてきただけに無事に開催にこぎつけて本当に良かったです。これが終わって本当に一つ重荷が取れました。

ライヴの内容も、非常に満足しています。すばらしい出演者にめぐまれて、本当に楽しい時を過ごすことができました。ご来場いただいたお客さま、共演してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

プログラム


1部 総当たりセッション (各セッション15分)
1.新井陽子 + 入間川正美 + 成田護 + 秦真紀子
2.伊藤匠 + カワイヒトシ + 木村由 + 吉本裕美子
3.新井陽子 + 成田護 + 吉本裕美子
4.伊藤匠 + 入間川正美 + 木村由
―休憩―
5.新井陽子 + カワイヒトシ + 秦真紀子 You Tube
6.伊藤匠 + 入間川正美 + カワイヒトシ + 成田護 + 吉本裕美子
7.新井陽子 + 伊藤匠 + 入間川正美 + 木村由 + 秦真紀子 You Tube
8.カワイヒトシ + 木村由 + 成田護 + 秦真紀子 + 吉本裕美子 You Tube

―休憩―

2部 リレー式セッション (各出演者ソロ5分 / デュオ5分)
秦真紀子
秦真紀子 + 入間川正美
入間川正美
入間川正美 + 伊藤匠
伊藤匠
伊藤匠 + カワイヒトシ
カワイヒトシ
カワイヒトシ + 木村由
木村由
木村由 + 成田護
成田護
成田護 + 新井陽子
新井陽子
新井陽子 + 吉本裕美子
吉本裕美子
全員
You Tube 入間川正美ソロ ~ 入間川正美 + 伊藤匠
You Tube カワイヒトシ + 木村由 ~ 木村由ソロ ~ 木村由 + 成田護
You Tube 吉本裕美子ソロ ~ 全員

2011年5月6日金曜日

EXPOSE 死の灰 展

今年3月にオープンした西太子堂の粟津ケンさんのスペース、KEN に、「EXPOSE 死の灰」展のイヴェント、花いけの上野雄次さんによるパフォーマンスを観に行きました。

会場では、1954年アメリカの水爆実験により被爆した第五福竜丸が浴びた死の灰と、関連する作品の展示が行われていました。この展覧会は震災前から企画されていたもので、原子力発電所の問題が収束しないこの時期にあって、とてもデリケートな問題に触れると同時に、期せずしてタイムリーともいえる展示内容でした。

開演直後にまず第五福竜丸の事件についての短いドキュメンタリー・フィルムの上映。被爆による症状が特に重かった久保山無線長が亡くなられたときのマスコミの集まり方など、当時相当のインパクトがある事件だったことが想像されました。

そして次が上野さんのパフォーマンス。死の灰が置かれていた台を踏み台にして、シルクスクリーンや写真の展示作品をすっかりビニールで覆って封じ込めてしまいました。その台がけっこう高さがあり不安定で、よじ登るときの身のこなしはさすが上野さん。会場の床を養生したプラスティック素材(?)が電球で溶けかけてすごい匂いを放ち、かなりハラハラしました。でもそれは序の口。椰子(?)の植木を痛めつけるようにビニールでぐるぐる巻きにし、そのビニールを破って葉を乱暴に引き出し、しかもその間ずっと炎が噴出すガスバーナーが傍らに置かれている状態。バラの花を植木に巻きつけたビニールの間に差し込んでいったり、差し込みきれなかったバラの花をバーナーで燃やしたり、相当激しいものでした。

パフォーマンスのあとは、粟津ケンさんや展示作家の方も交えてトークショー。震災や震災後の光景、そして上野さんのパフォーマンスをどう捕らえるのか、皆真摯に語っていたけれども、なにか核心に触れられないつっかえたような雰囲気もありました。最後のほうに観客からの意見も交える段階でなんとも調子っぱずれな進行になり、慌ててまとめてお開きにしたような感じで終了。時間切れで仕方がなかったですが、その後があれば、とことんまで語ればもっと深いところに行くことができたのかもしれない、とも思います。

展示はほとんど観られる状態ではなかったので、後日イヴェントのない日に再び会場を訪れました。新井卓さんによる、死の灰を使った写真の展示、これは5分ぐらいの音と照明によるプログラムと合わせて観るようになっていました。これを体験しないで先日のトークショーを聴いていても意味がわからないところが多かったです。この作品の撮影をしているときにまさに3月11日の震災が起こったそうです。

第五福竜丸でボランティアもしているデザイナーの上浦智宏さんによるシルクスクリーン作品、この作品も新井卓さんの作品も、上野さんのパフォーマンスの時にビニールで覆われてしまったのだけれど、それによって作品が完成した気がすると上浦さんはおっしゃっていた、それが印象に残っています。デザインというものはやはりそれだけで機能するものではない、そういった謙虚さを持って作品を作っている方なのだと思います。

2011年5月5日木曜日

忘れたいのに思い出せない Vol.15 原点

小池実(key or b) + まぎぃ(vln)
カワイヒトシ(per) + 平林秀夫(key) + 安藤裕子(sax) + まぎぃ(vln)
山崎怠雅(vo,b) + なかおちさと(vo,g) + KTN(ds)
浅野廣太郎(sax) + 吉本(g)
直江実樹(radio) + すずきみきこ(g) 他

2011年5月5日(木)
8:00pm開場 8:30pm開演
1,500円 + ドリンク代

原宿live & Cafe JETROBOT
http://www.jetrobot.com/live_cafe_jetrobot/main.html
渋谷区神宮前1-19-11
原宿アッシュビル1F
tel:03-3423-4788


本当はカセットテープ奏者の松岡亮さんもご一緒するはずだったのですが、急な事情で欠席されたため、バリトンサックスの浅野廣太郎さんとのデュオとなりました。5分ずつ4つのパートにわけて、最初はこう、次は…、みたいな打ち合わせをしていたのですが、実際には浅野さんが演奏しながら指揮をして、それでどんどん変わっていくような感じで進行。ついていくのに無我夢中でした。
http://www.youtube.com/watch?v=7W6NnNqN_v0