2012年1月28日土曜日

Drifting Field


Warm Sound Project
- 北橋知己 (keyboard, electronics)
- 大川哲夫 (bass, electronics)
- 岩崎慎太郎 (guitar, electronics)
- 新井里江子 (voice, electronics)

カノミ (acoustic guiter, sax, 音響) (from ピロシキアンサンブル)

吉本裕美子 (guitar)
+ 目秦寛史 (sampler, electronics etc.) (from ト・ゴ・ロ・ノ・ミ・コ)

2012年1月28日(土)
6:00pm開場 7:00pm開演

1,500円 + 1ドリンク

梅ヶ丘Crazy Cats
http://www.crazycats.org/livehouse/
live@crazycats.org
小田急線梅が丘駅北口徒歩1分
ファミリーマートの隣の隣
世田谷区梅丘1-33-9 モンド梅ヶ丘ビルB1
Tel.03-3426-9012

プロフィール

Warm Sound Project
メンバー:
Tomoki Kitahashi (keyboard, electronics)
Tetsuo Okawa (bass, electronics)
Shintaro Iwasaki (guitar, electronics)
Rieko Arai (voice, electronics)
プロフィール:
2005年結成。ロックとクラブミュージックをベースに、スローペースながら
現在進行形の音楽を探究。活動開始当初はインストバンドだったが、2010年に
ボーカルを加え、2011年より現メンバーで活動中。
http://www.facebook.com/WarmSoundProject

カノミ / KANOMI
東京出身、音楽を始める前は絵を描いていた。
聴く事専門だった音楽を始めたくなり、サックスを手に取る。
その後ギターも始め、ロック色の強いバンドを結成、
解散後はシンガーソングライター的な活動を続ける。
現在、女性ヴォーカルと二人でピロシキアンサンブルと言うユニットで活動中。
ソロユニット「カノミ」では、サックスとギターを中心に音響 あるいは映像をバックに
即興と作曲された音楽を前衛的手法で展開します。
鳥の声や水の音、街の喧騒などをバックに
フリーミュージック、アンビエント、ワールドミュージック、ブルース等
ボーダレスに変化する音楽を目指しています。
http://p-e.seesaa.net/

吉本裕美子 / YOSHIMOTO Yumiko
ギターの即興演奏で、ダンスや映像との共演のほか、ソロ演奏も行う。
2008年、山田勇男の8mm短編映画『白昼夢』の音楽を担当。
2009年、越後妻有アートトリエンナーレのヒグマ春夫パフォーマンスに参加。
http://www.myspace.com/yoshimotoyumiko

目秦寛史 / MEHATA Hiroshi
サンプラー/エレクトロニクス、その他ギター、篳篥、パーカッション等。
ソロ名義「Mehata Sentimental Legend」(目秦センチメンタル伝説)、バンド「トゴロノミコ」の片割れ。
主に都内で活動中。又、「能夢」の名義で絵・デザイン等も制作している。
その他、海外アーティストとの共作、Free Gagaku プロジェクト等。
http://soundcloud.com/mehata-sentimental-legend
http://www.facebook.com/MehataSentimentalLegend
http://www.myspace.com/mehatahiroshi

2012年1月9日月曜日

《真砂ノ触角》「同世代の現代に対する模索」 by 宮田徹也

2012年1月7日(土) 吉本裕美子 meets 木村由「真砂ノ触覚」@四谷三丁目 綜合藝術茶房 喫茶茶会記

この公演で特筆すべきは、吉本裕美子のguitarが一時間、滞ることなく連続したことにある。それは海流という大きなうねりに似る。木村由はその海流に対して海面に顔をだすこともなく、海底に沈みこむこともなく、唯、漂うこともなく身を任せた。

二人は並んで立つ。リバーヴが利くE.guitarがさ迷う中、木村の右手は僅かに上がり、容を創り上げていく。体を撓らせ、素早い動きを見せると吉本は持続したまま意識を変え、細かいアタックによるフレーズを多用する。

木村は正座の体勢となり、力を閉じ込めていく。吉本は断片的な音を、途切れずに紡いでいく。木村がゆっくりと床に額をつけると、吉本はボトルネックで弦を擦りあげる。吉本はエフェクターを次々と転換するが、散漫にはなっていかない。

立ち上がった木村は素早い動きを見せ、自己を束縛し、竦め、壁を背に左足のみで立脚する。吉本がトリルによると、木村は小刻みに移動する。このリズムと足運びが一つのトニックとなった。

吉本はE.guitarにハウリングを発生させて、A.guitarを手に取る。何時しか仰向けになっていた木村の手足が上がり、床にA.guitarを置きながら演奏を続ける吉本と向き合う体勢となる。木村は体の向きを変え、壁を背に爪先を操る。

吉本はE.guitarに戻り、ヴァイオリン奏法によって音に立体的な触角を与える。木村は腰を上げ、両腕を横へ広げる。その体を横に向け、手首が交差し、視線を奥へ飛ばす。ここにも多面的要素が垣間見られた。

吉本はヴァイオリン奏法を続ける。木村は体を竦ませ、背を向けて両肘をあげ、床に転じていく。吉本はミュートを利かせて音を拡散させ、その音を収斂するような持続音を発する。木村もまた、意識を持続させる。

吉本がリズムをフリーフォームにすると、木村は床に倒れて公演は終了する。

二人にシンクロニシティが生まれたのだ。真の砂は乾いている状態だけではない。触角は高角度の視野を供えていた。同世代の、現代に対する模索の結果がここにあった。それに答えがないとしても、この公演は、確かに現実化したのであった。

(宮田徹也/日本近代美術思想史研究)

2012年1月7日土曜日

吉本裕美子 meets 木村由「真砂ノ触角」

木村由 (dance)
吉本裕美子 (guitar)

2012年1月7日(土)
8:00pm 開演

料金 2,000円 (1ドリンク付き)

綜合藝術茶房 喫茶茶会記
http://sakaiki.modalbeats.com/
地下鉄丸ノ内線 四谷三丁目駅 1番出口より徒歩3分
新宿区大京町2-4 1F
03-3351-7904 (営業時間のみ応対可)
sakaiki@modalbeats.com



木村由さんは機転を利かしたその瞬間の動きができる知的なダンサー。「ちゃぶ台ダンス」の印象はとても強力だが、ただそれに寄りかかっていることを良しとしない。自分の考えをしっかり持っていて、容赦のない鋭い意見を人に浴びせるけれど、自分自身に対しても厳しく、不本意なことに対してははっきりとそのように言う。決して対立を恐れない、そんな木村さんの負けん気の強さは他人事とは思えないものがある。
ダンサー或いは舞踏家と一公演まるごとデュオで対峙するのは、実はわたしにとって初めての経験であり、共演とかセッションとかいうよりも、何やら一勝負交えるような気分にもなっている。今回は使い慣れたエレクトリック・ギターだけではなくアコースティック楽器も持ち込む予定。現在の私に出せるもの全てを出しきるつもりで臨む次第である。
吉本裕美子 http://www.myspace.com/yoshimotoyumiko/

吉本裕美子さんほど自身の食指の動くままに足と時間をフルに使って、様々なセッションライブに立ち会っている人は居ないだろう。それは音楽に限らず、踊り、パフォーマンス、アートと、多種多様で、頭が下がるばかりだ。もちろん、様々な音楽シーンに自らも多数取り組んでいる。私は彼女に不思議な芯の強さと清さを感じるのだが、大学時代は文芸批評とロシア語をやっていた事を最近知り、何となく、彼女の魅力のルーツを垣間見たようで嬉しくなったりもした。
私はというと、相変わらず踊りばかりをしつこく試行錯誤の日々である。この頃、音とのセッションで、予測不能な思考と行動の面白さを知ってしまったのだから、コレはもうやるしかない。さて、混沌とした時間の中で、真砂の触角を張り巡らして、互いに身を投じてみようではないか。この小さな空間で・・・
木村由 http://mushi.info/

プロフィール


木村由 / KIMURA Yu (dance)
幼少から中條富美子に約20年モダンダンスを師事。エイコ&コマとの出会いから踊りを見つめ直す。「ダンスパフォーマンス蟲」を立ち上げ、バニョレ国際振付賞横浜プラットフォームに出場するも、場違いの踊りで酷評。その後、ソロ活動を中心に淡々と踊りに邁進する日々。ダンス白州出演等。2003年から「ちゃぶ台ダンス」を展開中。秩父に住む画家、安藤祐との出会いから、美術とのコラボレーションも行う。

吉本裕美子 / YOSHIMOTO Yumiko (guitar)
ロックバンドの活動を経て、2006年よりエレクトリック・ギターの即興演奏を開始。ダンスや映像との共演のほか、ソロ演奏も行う。2007年よりキッド・アイラック・アート・ホールの年越しイヴェント『除夜舞』に参加。2008年、山田勇男の 8mm短編映画『白昼夢』の音楽を担当。2009年、越後妻有アートリエンナーレのヒグマ春夫パフォーマンス参加。

木村由さんは、機転を利かしたその瞬間の動きができる知的なダンサーです。デュオでじっくり公演に臨みます。会場は隠れ家のような、ジャズ喫茶の雰囲気を受け継いだ文化サロンといった趣のこじんまりとしたスペースです。



宮田徹也さん(日本近代美術思想史研究)が公演評を書いてくださいました。

2012年1月6日金曜日

ライブ野菜の日

青年シーサー
トリネコ
鈴木伸明+吉本裕美子
ニューシェルビーズ
無善法師
パニックダライ

6:30pm 開場 7:00pm 開演

2012年1月6日(金)
1,000円(1ドリンク付き)

無力無善寺
高円寺駅より徒歩5分(阿佐ヶ谷方面JR高架下2F)
杉並区高円寺南3-67-1
http://homepage2.nifty.com/muzenji/
地図 http://homepage2.nifty.com/muzenji/action.html

ピアノ弾き語りの鈴木伸明さんの曲に合わせて演奏します。
ほとんど即興で合わせると思いますが珍しく曲をやります。
当初の告知とはタイトル、対バンが変更になっています(ルイス稲毛さんは出演されないようです)。
3番目8時ぐらいからの予定です。