現代HEIGHTS金曜ライヴ
入間川正美 (cello)
細田茂美 (guitar)
増田直行 (guitar)
吉本裕美子 (guitar)
2011年7月22日(金)
7:30pm 開場 8:00pm 開演
チャージ 1,800円 + ドリンク代
現代HEIGHTS
http://gendaiheights.sakura.ne.jp/
小田急線東北沢駅、井の頭線池ノ上駅より徒歩4分
世田谷区北沢1-45-36
tel&fax:03-3469-1659
出演者プロフィール
入間川正美 / IRUMAKAWA Masami (cello)
'89年よりチェロの即興演奏をはじめる。以降、現代美術・実験演劇との共演を重ねる。'98年よりソロシリーズ「セロの即興もしくは非越境的独奏」を高田馬場プロト・シアターにて開始、現在に至る。同名のCDを1枚、CD-Rを4枚リリース。'04年演劇ユニットLensと共にNYに遠征、演劇公演だけでなくソロ演奏も好評を得る。それ以降国内外の音楽家との共演を重ね、ソロ以外の即興デュオ、トリオの新たな可能性を探る。
http://irusworks.blog15.fc2.com/
細田茂美 / HOSODA Shigeyoshi (guitar)
フォーク~ロック~ブルース~ジャズを経て即興に至る。割り箸をはさみエフェクターを一切使用しない奏法を得意とする。'06年Chihiro.Sとの「ダウナーワン」には童謡、ロシア民謡、トラッド等のカバーを収録。最近はいきなり自作の奇妙な歌を歌ったり踊ることも。そのうちラップにも挑戦したい。
増田直行 / MASUDA Naoyuki (guitar)
1978年、『陰猟腐厭』を結成(メンバーは他に大山正道、原田淳)、即興演奏等のライヴ活動を展開。新宿ロフト、法政大学学館大ホール等に出演。シングル・ソノシート『妥協せず』、その他をCRAGALE RECORDSよりリリース。2000年、美術展『半島・1』(神奈川三浦半島)にてパフォーマンス。2010年、美術展『OVER TONE』(神奈川県民ホールギャラリー)にパフォーマンス参加。
吉本裕美子 / YOSHIMOTO Yumiko (guitar)
ロックバンドの活動を経て、2006年より即興主体のライヴ演奏を開始。ダンスや朗読、映像などさまざまなジャンルの表現者と共演、またソロ演奏も行う。
2007年よりKID AILACK ART HALLの年越しイヴェント『除夜舞』参加。
2008年、山田勇男の8mm短編映画『白昼夢』の音楽を担当。
2009年、Image Forum Festivalで万城目純パフォーマンス『Nyo Nyum』参加。
http://www.myspace.com/yoshimotoyumiko
入間川さんの「細田さんと共演してみたいんだけれど」の一声が発端となりました。共演の方々は70年代、80年代~即興演奏をされているのですが、細田さんと増田さん、細田さんと入間川さんはなんと初共演とのことです。わたしは今回はじめて試みでエレクトリックとアコースティック、2本ギターを持っていく予定です。
会場内「GALLERY Den」では、大沼洋美展、谷口雅展が開催されています(7/21~/26)。
今回アコースティックギターをはじめて人前で弾いたのですが、しかもそのアコースティックギターは4月ごろに拾ったもので、ナットとブリッジがなく、ペグもひどい状態。ペグはとりかえようと思ったのですが、ネジのくぼみが緩んでいくばかりで全くはずれる気配がなく、ドライバーを買いなおしたりしたけれどまったくダメ。ナットとブリッジは牛骨を買ってきたのだけれど、ブリッジの整形で慣れないことで要領もわからないままヤスリをかける日々が何日も続き(最初100円ショップで買ったヤスリを使っていたけれど、結局1,000円以上もするヤスリを東急ハンズで購入)、ナットのほうはもう時間もなく断念して最初から溝があるものを買いなおしました。ペグがダメで3弦がはれないのですがそれ以外の弦を張って、でもネックがそりまくっているので異様に弦高が高い。手間がかかったわりにはほとんどギターと呼べるのかどうかわからない状態のしろものでした。
最初は増田さんと細田さんのデュオ。次は入間川さんとわたしのデュオ。ここでそのアコースティックギターを使いました。さすがに初挑戦でネタがつきるというか、そんなに長い時間を弾くことができなかったのですが、入間川さんのチェロの演奏が良いからなんとかなったという感じ。でも、あとで、この組み合わせが良かったとの感想も何人かいただいたので、挑戦した甲斐があったと思います。次はギター3人のトリオ。これがまた三者三様というか、ギターばかり3人でこんなふうにうまくバランスがとれるのは奇跡的な気がします。最後は細田さんと入間川さんのデュオからはじまり、途中から増田さんとわたしも加わって全員でセッション。
ベテラン3人に囲まれて、演奏に関してはもう何も心配なかったです。もう何をやっても成立する感じがして、演奏が始まってからはただ音と戯れていたような感じです。とても楽しいライヴでした。