2011年5月15日日曜日

8ミリ映画祭2011春

めったに上映されない寺嶋真里さんの学生時代の作品。一作目『GARDEN』からすでに美的なセンスが確立されていてさすが。ECDが出演している大川戸洋介さんの『賛歌』は、いつもの大川戸節だけではないおもしろさがいろいろ。しかしなんといってもこの日のメインは岡山からいらっしゃった能登勝さんの作品上映。能登さんと言えば『下限の月』など自家現像16ミリ作品で有名ですが、8ミリは自家現像ではないそうです。とはいえ、16ミリのカメラならレンズをはずしてわりと簡単にできるフィルムの上での蟻の撮影を8ミリでやるためのとんでもない創意工夫など、おもしろすぎて仕方がありません。字幕はパソコンのディスプレイに出力して撮影するのだとか。でもフリッカーが出ないようにするためにまた思いもがけない方法が。能登さんとたくさんお話しできて嬉しかったです。